
Fluid はついに完成しました。開発者の Todd Ditchendorf 氏は、3年半の歳月を経て、シングルサイトブラウザを作成するためのソフトウェアとして初めてベータ版ではない Fluid 1.0 をリリースしました。これは、アプリをゼロから書き直した、全く新しい、全く新しいバージョンであることも忘れてはなりません。
Fluidを使えば、単一のウェブサイトへのアクセスに特化した、真のスタンドアロンMacアプリを作成できます。私は長年Fluidを使って、Gmail、Googleカレンダー、その他様々なサイト(今となっては大変恥ずかしいのですが、一時期Facebookにもアクセスしていました)にアクセスするためのMacアプリを作成してきました。Fluidは特定のサイトのバッジアイコンを自動的に更新してくれるので、Gmail FluidアプリのDockアイコンに受信トレイの未読メール数が反映されるようになります。
Fluidは無料ですが、5ドルの新しいFluidライセンスを購入すると、いくつかの追加機能にアクセスできます。私が最も期待しているのは、アプリの新しいオプション「Separate Cookie Storage(個別のCookieストレージ)」です。これまで、Fluidは、作成したアプリ用にカスタムラップされたWebKitビューを作成し、SafariのCookieリポジトリを共有していました。この新機能により、実行するすべてのFluidアプリをサンドボックス化できます。つまり、例えばTwitter用のスタンドアロンのFluidアプリを作成し、Safariからアクセスするアカウントとは別のアカウントにログインしたままにしておくことができるようになります。
このライセンスでは、Fluid アプリをメニューバーのみのユーティリティに変換する機能(Macworld の Google カレンダーへの移行ガイドのステップ 5 の最後で実行することをお勧めします)に加え、Fluid アプリでユーザースクリプトまたはユーザースタイルを使用するオプションも付与されます。ユーザースクリプトを使用すると、アプリに特別なハッキングを加えることなく、カスタム AppleScript トリガーを作成できます。また、ユーザースタイルを使用すると、サイトのスタイルシートを独自の表示オプションで上書きできます。
これらの追加機能が不要な場合は、Fluid の基本機能は無料でご利用いただけます。このアプリは Mac OS X 10.6 Snow Leopard 以降が必要です。