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サーバーベンダーの出荷台数と売上高は急激に減少

アナリストのIDCとガートナーによると、サーバーベンダーにとって今年は引き続き厳しい年となっており、企業の新ハードウェアへの投資減少により事業は劇的に減少している。

アップル Xserve

IDCが金曜日に発表したデータによると、欧州、中東、アフリカ地域における今年第2四半期のサーバー売上高は、2008年比35.8%減の29億ドルとなった。出荷台数は50万台未満で、前年比33.9%減となった。

ラック型サーバーは、最も収益性の高いフォームファクターでした。IDCによると、ハイエンドサーバーの売上高は、第2四半期で前年同期比5.9%増加しました。

中央・東ヨーロッパ、中東、アフリカの新興市場では、2008年第2四半期と比較して収益が37.5%減少し、出荷数は44.3%減少しました。

ガートナーが今週初めに発表したデータによると、今年第2四半期の世界のサーバー出荷台数は前年同期比で28%減少し、サーバーの売上高は29.4%減少しました。

ガートナーによると、IBMは世界サーバー売上高で首位を維持したものの、売上高は27.1%減の約30億ドルにとどまった。ヒューレット・パッカードは売上高28億ドルで2位を維持したが、2008年第2四半期比で30.1%減となった。デルは売上高13億ドルで3位につけ、20.3%減となった。

ガートナーによると、HPはサーバーの出荷台数では最多を記録したものの、全ブランドで出荷台数が減少した。それでも、多様な製品ライン、優れた市場カバレッジ、そして強力な販売プログラムにより、HPは数量面で主要ライバルを凌駕することに成功したとガートナーは述べている。

ガートナーは、経済状況の改善に伴い第3四半期の業績は若干改善すると予想しているものの、企業は年内を通して購入を慎重に行うと予想している。サーバー市場の成長は来年まで回復しないとガートナーは述べている。