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LG TVでマルチプレイヤーゲームをフルスクリーンでプレイ

LGは、ゲーマーの間で3Dテレビの売り上げを伸ばすことを期待して、従来の分割画面のマルチプレイヤーゲームをフルスクリーンでプレイできるようにする技術を披露した。

「デュアルプレイ」と呼ばれるこの技術は、3Dディスプレイを実質的に2つの2Dディスプレイに重ね合わせることで機能します。つまり、片方のプレイヤーの左右の目に異なる画像を送るのではなく、左右のプレイヤーに異なる画像を送るのです。片方のプレイヤーは左目用のレンズが2つ付いた偏光3Dメガネを、もう片方のプレイヤーは右目用のレンズが2つ付いた偏光3Dメガネを装着します。これにより、各プレイヤーは自分のゲームセクションをフルスクリーンで視聴できますが、2D表示のみです。

LG のデュアル プレイを使用すると、分割画面のマルチプレイヤー ゲームをフル スクリーンでプレイできます。

ベルリンで開催される IFA コンシューマーエレクトロニクスショーで展示される Dual Play システムを見るには、YouTube のレポートをご覧ください。

LGの広報担当者は、この技術は同社のCinema 3Dテレビすべてに対応しており、今月後半に発売予定のLW980テレビにはこのメガネが付属すると、同社ブースで述べた。また、ユーザーはレンズを交換するだけで自分だけのDual Playメガネを作ることができるとも述べた。

テレビは、従来の分割画面表示と、3D メガネなしでは 2 つの画面が重なって表示されるため混乱するデュアル プレイ表示を切り替えることができます。

デュアルプレイは新しいアイデアではありません。今年初めのE3ゲームカンファレンスでは、ソニーがこの技術を搭載した3Dテレビを発表しましたが、ディスプレイはわずか24インチでした。ソニーとLGの製品のもう一つの違いは、LGの製品が安価な偏光グラスを使用しているのに対し、ソニーのモデルはより高価なアクティブシャッターグラスを使用していることです。

この技術は、映画鑑賞以外にも3Dの新たな活用方法を示しています。LGとソニーは、この技術によってより多くの消費者に従来の2Dディスプレイからのアップグレードを促したいと考えています。特にゲームコンテンツは、その移行において大きな効果を発揮しています。