
Appleは3月に第3世代iPad( )を発売した際、 より手頃な価格の選択肢としてiPad 2( )を販売し続けていました。しかし、3月16日より前に販売されたiPad 2と第3世代iPadの発売後に販売されたiPad 2には、100ドルの値下げ以外にも多くの違いがあることが判明しました。
AnandTechなどのサイトで報じられているように、Chipworksの担当者は、AppleがA5プロセッサの製造プロセスを変更していることを発見しました。同社はSamsung Semiconductorの45nmプロセスから32nmプロセスに切り替え、チップサイズを41%縮小しました。
サイズが小さいということは、パフォーマンスの向上や消費電力の低減を意味する可能性があります。iPad 2の2つのバージョン間で測定可能なパフォーマンスの違いがあるかどうかを確認するために、新品モデルを購入し、標準的な一連のテストを実行しました。
パフォーマンステストでは、2つのiPad 2は外観とほぼ同等であることが確認されました。32nm iPad 2のSunspiderスコアは1.8で、45nm iPad 2と全く同じでした。また、2つのiPad 2はNY Timesのページ読み込みでも全く同じ結果でした。GLBenchmark 2.1.1のオフスクリーングラフィックスコアは、45nm iPad 2が88と146だったのに対し、32nm iPad 2は90と147でした。Geekbench 2の結果は、32nm iPad 2が753で、45nm iPad 2より約1.6%遅い結果となりました。



iPad 2sで通常のバッテリーテストを2回実施しました。映画をフルスクリーンで再生し、音量を低く、明るさを最大に設定し、ローカルWi-Fiネットワークに接続した状態で、32nm iPad 2は8時間45分持ちました。第3世代iPadのレビュー用に45nm iPad 2をテストした際には、45nm iPad 2は8時間30分持ちました。32nm iPad 2の方がわずか3%長いだけです。
しかし、この記事のために45nm iPad 2をテストしたところ、8時間6分も持ちました。新しい32nm iPad 2の方がバッテリー駆動時間が8%長くなっているのです。45nm iPad 2のバッテリー駆動時間の低下は、ベンチマークやバッテリーテストに何度も使用しているため、おそらく摩耗によるものと考えられます。新品の45nm iPad 2が欲しいところですが、残念ながら入手は容易ではありません。

以前の iPad のバッテリー テストで確認したように、より明るく高解像度の画面とクアッド コア グラフィックスを備えた第 3 世代 iPad は、同じ映画を同じ最大明るさの設定で再生した場合、わずか 5 時間 40 分しか持続しませんでした。
[ジェームズ・ガルブレイスは、Macworld のラボディレクターです。 ]