エプソンプリンター向けに長年Piezography BWファインアート白黒インクセットを製造してきたジョン・コーン氏は、今週、エプソンのStylus Pro 4800、7800、9800プリンター用の交換インクセットと、詰め替え可能なインクカートリッジを発表しました。コーン氏によると、ConeColorインクはこれらのプリンターで使用されているUltraChrome K3インクセットに適合するように配合されているため、エプソンの既存のICCプロファイルで使用できるだけでなく、エプソンのインク価格よりも大幅に節約できるとのことです。
1リットルのインクボトルは184ドルです。つまり、ConeColorの1ミリリットルあたり18.4セントという価格は、エプソンの220ミリリットルの交換不可能なカートリッジの1ミリリットルあたり50.9セントよりもかなり安いということです(エプソンの110ミリリットルカートリッジのインク価格は1ミリリットルあたり63.6セントです)。ConeColorの新しい詰め替え可能な220ミリリットルカートリッジは透明プラスチック製で、8個セットで390ドルで販売されています(下記参照)。

ジョンのこれまでの経験から、これらのインクが高品質であることに疑いの余地はありません。ただし、このレベルの印刷をする人は、たとえインクがエプソン純正品にどれほど忠実であるかに関わらず、使用する用紙に合わせて独自のICCプロファイルを作成する必要があるでしょう。また、これらのインクは、ビビッドマゼンタインクを使用する最新のエプソンStylus Proプリンター、Stylus Pro 4880、7880、9880、11880では動作しないことにご注意ください。
また、ConeColorで印刷したプリントの保存期間がUltraChrome K3インクと同等であることを裏付けるWilhelm Research(または同等の機関)のデータも確認しておくと良いでしょう(WilhelmによるStylus Pro 4800に関するレポートはこちらをクリック)。Jonは、エプソンとほぼ同じ顔料技術を使用しており、プリントの保存期間も同等になるはずだと述べています。
ジョン氏の会社InkJet Mallは、エプソンのデスクトップ型アーカイブプリンターStylus Photo R2400用のカートリッジは製造していませんが、ConeColorインクはサードパーティ製の連続インクシステム(CIS)や詰め替えインクカートリッジと互換性があるはずだとジョン氏は言います。これは、印刷量が多いものの、R2400インクのミリリットル当たりのコストの高さに悩まされている人にとって大きなメリットとなるでしょう。現在市場に出回っているCIS製品の多くについては経験がありませんが、InkRepublic、Lyson、MIS Associatesなどから始めるのが良いでしょう。(サードパーティ製のインクやシステムを使用すると、プリンターの保証が無効になる可能性があることにご注意ください。)